魂が逃げた話
「魂が逃げた話」
魂が逃げたことありますか?
※抜けるではなく、「逃げる」と表現
おばぁたちが言っていました。
僕は小さいころ病弱で
すぐに風邪ひいたり熱が出たりでした。
だからちょっと体調を崩したりすると、
心配したおばぁが
「魂が逃げている!」
と大騒ぎしていたのをよく覚えています。
ちなみにどんな時に魂が逃げるのかというと
「びっくりした時」
というとてもシンプルなものでした。
そしてその解決方法は…
そのびっくりした場所で
その辺にある石ころを拾って持ち帰る
そして確か、数日間は大切に持っている必要がありました
3個だったかな?7個だったかな?
とにかく石ころです
幼いながら
「魂と石ころ?なんか微妙だけど・・・っぽいな」
と思っていました。
そしてこの思い出です
↓
ある時「有名なユタのおばさん」がうちに来ました。
そして僕を見て
「この子は魂が逃げている!」
と言いだしたのです。
僕は
「えー!!全然元気なんだけど!」
と思いながらも、
有名なユタのおばさんに影響されまくりの
おばぁがもう大変で
「どこで驚いたかー!」
と激しく心配し、
何度も何度も聞かれました。
でもまったく身に覚えがなく
何度聞かれても答えようがなくて困ったんだけど、
有名なユタのおばさんも強めに
「魂が逃げているさー」
「そのままにしたら大変だよー!」
とのこと…
言ったからには結果が必要だったのか、
なかなか強めに言われましたので、
しかたなく
完全に嘘をついたことがあります
笑
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小学校の正門を出ようとしたら
友達が走ってきてぶつかりそうになって
ものすごく驚いて後ろに転んでしまった
すごく心臓がドキドキした…
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と言いました
「今すぐ学校に行こう!」
となり、もちろん石ころを拾いました
有名なユタのおばさんは
「これで大丈夫!魂が戻ってくる」
・・・と言っていました。
嘘なのに(;^ω^)
ちなみに走ってきた友達の名前を言いなさい!
と言われもちろん適当に言いました
その時の友達ごめんなさい 笑
そしていつも全力で心配してくれたおばぁ ありがとう。
元気な42歳になりました。
魂もおそらく逃げていないですよ
そのおばぁ
僕のことが好きすぎて、
東京に住んでた僕が久しぶり会いに行ったら
興奮のあまり
僕を抱きしめ
そして
kiss
をしました 笑
一応ほっぺでしたので良かったです
(僕はすでに20代半ばになっていました…)
なんにしても当時、宮古島のおばぁがkissをするのは
斬新でした
終わり
美輪勇気でした(*^^)v